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溶けないフィラー除去

PMMA・シリコン・アクアミドなど、体内で分解されない異物を、マイクロ切開によって可能な限り安全に除去いたします。

シリコン、アクアミド、アクアフィルといった非吸収性の物質は、体内で分解されません。最初は問題ないように見えても、時間の経過とともに唇が次第に硬くなり、痛みが生じ、形まで変形してしまうケースが少なくありません。ある研究では、異物注入後に副作用が現れるまでの平均期間は8.8年と報告されています。Dr.Tak美容外科は唇専門の美容外科として、分解されない異物を可能な限り安全に除去し、健康な唇を取り戻すお手伝いをいたします。


どのようなフィラーが「溶けない」フィラーなのでしょうか?

フィラーは成分によって除去方法がまったく異なります。酵素(ヒアルロニダーゼ)で溶けるのはヒアルロン酸(HA)フィラーのみであり、それ以外は時間の経過とともに吸収されるのを待つか、手術で除去する必要があります。溶けないフィラーの除去は、以下の非吸収性・半永久フィラーを対象といたします。

永久フィラー(非吸収性)— 外科的除去の対象

  • ポリアクリルアミドゲル(PAAG):アクアミド、アクアフィル — 唇では数年後にしこり・移動などの遅発性合併症が起こりやすい傾向があります。
  • PMMA:ベラフィル、アーテフィル — 微小球が永久に残存し、肉芽腫・結節のリスクがあります。
  • 医療用液状シリコン — 永久的であり、合併症のリスクが比較的高い傾向にあります。

半永久フィラー(HAではないため酵素では溶けません)

  • カルシウム(CaHA・ラディエッセ)、PLLA(スカルプトラ)、PCL(エランセなど)— 時間が経てば吸収されますが、酵素では溶けません。しこり・結節などの問題がある場合は、外科的除去を検討いたします。

ヒアルロン酸(HA)フィラーであれば酵素で溶かす溶けるフィラーの除去が、工業用シリコン・パラフィンなどの違法異物であれば違法異物の除去がより適しています。ご自身がどのフィラーを注入したかわからない場合でも、診察と病歴の確認によって種類を把握し、最適な方法を決定いたします。


100%完全な除去は難しい場合があります — 正直にお伝えします

異物は皮膚の中で、まるでスポンジに水が染み込むように周囲の組織と混ざり合っています。セメントと砂利が混ざって固まったコンクリートから砂利だけを選り分けることができないのと同じように、組織に染み込んだ異物だけを完全に分離することは困難です。そのためDr.Takの手術の目標は、「可能な限り多くの異物を安全に除去すること」です。可能なことと難しいことを明確に区別してご説明し、患者さまが現実的な期待値を持って手術に臨んでいただけるようお手伝いいたします。


手術方法 — 非切開と切開

比較的最近に注入された異物であれば、非切開の方法で除去が可能な場合もあります。一方で、唇の内側の深い部分に異物が定着していたり、肉芽腫によって硬く固まっている場合には、マイクロ切開による直接的な除去が必要となります。重要なのは、正常な組織を可能な限り温存しながら異物を除去することであり、唇は他の部位よりも血管が多くデリケートであるため、一針一針を慎重に進めてまいります。量が多い場合や広範囲にわたる場合には、一度に無理をせず、段階的に分けて除去いたします。


唇の異物除去が特に難しい理由

唇は、顔の他の部位とは異なる特別なアプローチが必要です。

  • デリケートで血管が多い:皮膚のすぐ下に毛細血管が多く、組織が薄いため、除去の際には格別な注意が必要です。
  • 機能的に重要:話す・食べる・表情をつくる動作に直接関わるため、機能の温存が重要です。
  • 部位による方法の違い:頬や額は切開せずにレーザーで溶かして押し出す方法が可能な場合もありますが、唇は位置によって — 特に唇の内側は — 切開による除去が必要となることがあります。

そのため、早期に発見するほど唇の内側も切開なしで除去できる可能性が高まり、早期診断が重要となります。


Dr.Takの溶けないフィラー除去のノウハウ

  • 精密な事前診断:異物の位置・量・分布と、周囲組織との癒着の程度を綿密に把握します。
  • 低侵襲なアプローチ:傷跡を最小限に抑えながらも効果的に除去できる切開部位を選択します。
  • 選択的かつ精緻な除去:周囲の正常な組織は可能な限り温存しつつ、異物だけを選んで除去する顕微手術の技法を用います。
  • 段階的な除去:量が多い場合や広範囲にわたる場合は、安全のために複数回に分けて除去します。

施術の流れ

  1. 精密カウンセリング&診断 — 唇の状態、異物の種類・位置・量・癒着の程度、過去の施術歴を確認し、必要に応じて画像検査も併用します。
  2. 除去計画の策定 — 非切開・切開の別、および段階的に除去するかどうかを決定します。
  3. 異物の除去 — 正常な組織を温存しながら、異物を選択的に除去します。
  4. 経過観察&必要に応じた再建 — 回復を確認し、形やボリュームに変化がある場合は再建施術を検討します。

手術前に知っておいていただきたいこと

  • 安全のため、段階的に複数回の手術が必要となる場合があります。
  • 異物とともに一部の組織も除去されるため、手術後に唇の形やボリュームに変化が生じることがあり、場合によっては除去後に再建施術が必要となることもあります。
  • 回復期間中の抗生物質の服用・禁煙・禁酒・刺激の回避など、徹底した管理が結果を左右します。

早期発見と迅速な対処が重要です

異物による副作用はゆっくりと進行するため、最初は症状を感じないことが多くあります。唇が頻繁に荒れたり、ひび割れる症状が繰り返される場合、疲れるたびに唇が腫れる場合、施術後1年が経過しても異物感が続く場合は、必ず専門医にご相談ください。時間が経つほど異物が組織の深くまで浸透し、除去が難しくなるため、早期に発見して対処するほど、選択の幅も広がり、結果も良くなります。


このような方におすすめいたします

  • 過去にシリコン・アクアミドなどの溶けないフィラーを注入した後、唇が次第に硬くなっている方
  • フィラー後に唇の形が変形したり、異物感が続いている方
  • 疲れたときに唇が腫れたり、頻繁に荒れてひび割れる方
  • 施術後1年が経過しても不快感が残っている方
  • 過去の誤った施術を整理し、健康な唇に戻りたい方

Dr.Takのお約束

Dr.Tak美容外科は、手術の効果を決して誇張いたしません。100%予約制で十分な時間をかけて唇の状態を丁寧に確認し、過去の施術内容を詳しくお伺いします。手術が終わった後も定期的に経過を確認し、必要な追加処置を行い、患者さまが完全に回復して日常へ戻られるまで、最後まで寄り添ってまいります。

よくある質問

溶けないフィラー(シリコン・アクアミドなど)も除去できますか?
可能です。これらの物質は体内で分解されないため、時間の経過とともに唇が硬くなり、痛みや変形が生じることがありますので、マイクロ切開によって可能な限り安全に除去いたします。
100%完全に除去できますか?
正直に申し上げると、難しいのが実情です。異物が周囲の組織と染み込むように混ざり合っているため、目標は可能な限り多くの異物を安全に除去することにあります。可能なことと難しいことを明確に区別してご案内いたします。
一度で終わりますか?
安全のため、段階的に複数回に分けて行うケースが多くあります。一度ですべてを除去することが危険、あるいは不可能な場合には、無理をいたしません。
除去後に唇の形は変わりますか?
異物とともに一部の組織も除去されるため、形やボリュームに変化が生じることがあり、場合によっては除去後に再建施術が必要となることもあります。回復期の抗生物質の服用・禁煙・禁酒・刺激の回避といった管理が結果を左右します。
いつ除去を検討すべきでしょうか?
副作用はゆっくりと進行するため、初期には気づかないことが多くあります。唇が頻繁に荒れる、疲れたときに腫れる、施術から1年経っても異物感が続くといった場合は、専門医へのご相談をおすすめします。早期に対処するほど、選択の幅も結果も良くなります。