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溶けるフィラー(ヒアルロン酸)除去

ヒアルロン酸系フィラーをヒアルロニダーゼ(分解酵素)で安全に溶解・除去します。非切開・無傷跡で回復が早く、ご負担の少ない方法です。

ヒアルロン酸(HA)系の溶けるフィラーは、時間の経過とともに自然に吸収されますが、ときには予想よりも長く残ったり、しこり・移動などの副作用が生じたりすることがあります。特に過剰に注入された場合や、不適切な部位に施術された場合には、除去が必要になることがあります。Dr.Tak美容外科は唇専門の美容外科として、豊富な臨床経験をもとに、安全なフィラー除去を通じて自然で健康的な唇を取り戻すお手伝いをいたします。


異物による副作用の初期サイン

唇は、異物による副作用が生じても痛みがほとんどないのが特徴です。ただし、副作用によって血行が低下すると、次のような症状が現れることがあります。

  • 特別な原因もなく唇が頻繁に荒れる現象
  • 数年にわたって徐々に進行する副作用症状
  • 疲れているときや体調が悪いときに現れるむくみ
  • 施術後1年が経過した時点でも続く違和感

このようなサインがある場合は、早めにご相談いただくことをおすすめします。早期に発見できるほど、非切開の方法で安全に除去することができます。


まずは、ご自身のフィラーがどの種類かを確認します

溶けるフィラー除去の鍵となるのは、分解酵素であるヒアルロニダーゼですが、この酵素はヒアルロン酸(HA)フィラーにのみ作用します。フィラーは成分によって除去方法がまったく異なるため、除去に先立って、ご自身のフィラーがどの種類かを確認することが最も重要です。

1. 溶けるフィラー(ヒアルロン酸・HA系)

  • 代表的な製品:ジュビダーム、レスチレン、ベロテロなど。最も広く使われているフィラーで、通常6〜24か月持続します。
  • ヒアルロニダーゼで溶かして除去することができます — このページで扱う対象です。

2. 半永久フィラー(HA以外の成分 — 酵素では溶けない)

  • カルシウム(CaHA・レディエッセ):骨成分に似たミネラルの微粒子で、約12〜18か月持続します。
  • PLLA(スカルプトラ):コラーゲン生成を促す生体刺激フィラーで、約2年持続します。
  • PCL(エランセなど):コラーゲン生成を助ける生体刺激フィラーです。
  • 酵素では溶けないため、吸収されるまで待つか、必要に応じて別の方法でアプローチします。

3. 溶けない(永久)フィラー(非吸収性)

  • PMMA(ベラフィル・アーテフィル):微小球が永久に残り、肉芽腫・結節のリスクがあります。
  • ポリアクリルアミドゲル(PAAG・アクアミド・アクアフィル):唇では数年後にしこり・移動などの遅発性合併症が生じることがあります。
  • 医療用液状シリコン:永久的で、合併症のリスクが高い傾向にあります。
  • 酵素では溶けないため、外科的除去が必要です → 溶けないフィラーの除去

4. 違法・工業用の異物(医療用ではない)

  • 工業用シリコン、パラフィン、ワセリン、食用油など、医療用として承認されていない物質です。
  • 炎症・組織壊死・移動・パラフィノーマなど深刻な副作用を引き起こすことがあり、発見次第すぐに除去が必要です → 違法異物の除去

ご本人が「HAフィラー」だと認識していても、実際の成分が異なっていたり、複数の物質が混ざっていたりする場合があります。正確な診断のために、過去の施術時期・注入された物質・施術を受けた場所などの病歴を必ずお知らせください。Dr.Takは診察と病歴の確認によって、フィラーの種類・位置・量・癒着の程度を把握したうえで、最も適した除去方法を決定します。


溶けるフィラーの除去方法 — 非切開が基本、必要に応じて切開

ほとんどの溶けるフィラーは、切開なしで除去することができます。

  1. ヒアルロニダーゼ注射(非切開、第一選択) — ヒアルロン酸を分解する酵素を直接注入し、フィラーを溶解させる方法です。比較的簡単で早く、傷跡がほとんど残りません。フィラーの量・種類によっては、複数回の施術が必要になることがあります。
  2. 外科的除去(必要に応じて) — フィラーがしこりになったり、カプセル化されたりして酵素では溶けにくい場合、微細な切開によって直接除去するほうが確実なことがあります。周囲組織の損傷を最小限に抑えながら進めます。

どの方法が適しているかは、フィラーの状態と癒着の程度に応じて、カウンセリングで決定します。


施術の流れ

  1. 精密カウンセリング&診断 — 唇の状態、フィラーの種類・位置・量・癒着の程度、病歴を確認します。
  2. アレルギー事前テスト — ヒアルロニダーゼに対するアレルギー反応の有無を確認したうえで進めます。
  3. 除去施術 — ヒアルロニダーゼ注射(非切開)または微細な切開でフィラーを除去します。
  4. 経過観察 — むくみ・反応を確認し、必要に応じて追加施術の日程をご案内します。

溶けるフィラー除去のメリット

  • 比較的除去が容易で、非切開で行える場合が多くあります。
  • 回復期間が短く、日常への復帰が早い傾向にあります(通常1〜3日)。
  • 傷跡がほとんど残りません。
  • 副作用が生じる可能性が低い傾向にあります。
  • 必要に応じて、肌のリフティングによるハリの回復まで一緒に検討できます。

ヒアルロニダーゼ使用時の注意事項

  • 個人によってアレルギー反応が現れることがあるため、事前テストを行ってから進めます。
  • フィラーの量・種類によっては、複数回の施術が必要になることがあります。
  • フィラーが組織に深く浸透している場合、完全な除去が難しいことがあるため、段階的なアプローチが必要です。
  • 施術後に一時的なむくみや炎症反応が生じることがありますが、通常は数日以内に自然に治まります。

施術後のケア

  • 施術部位を清潔に保ち、処方がある場合は正確に従ってください。
  • 一時的なむくみや赤みが生じることがありますが、通常は数日以内に治まります。
  • 過度な刺激(強いマッサージ、熱い温湿布など)は、回復期には避けることをおすすめします。
  • 異常な症状がある場合はすぐにご連絡いただき、ご案内した時期に経過を確認します。

Dr.Takならではの差別化されたノウハウ

Dr.Tak美容外科は、唇を専門とする美容外科です。唇の複雑な解剖学的構造、血管の分布、筋肉の動きまで綿密に把握しており、安全でありながらも確実な異物除去を目指しています。すべての患者様で唇の状態やフィラーの種類・分布の様相が異なるため、画一的なアプローチではなく、精密な診断を通じて一人ひとりの状況に合った除去方法をご提案します。異物の位置・量・周囲組織との癒着の程度などを総合的に分析し、最も安全で効果的な方法を選択します。


このような方におすすめします

  • 以前に入れたヒアルロン酸フィラーが硬くなってきたと感じる方
  • 唇が頻繁に荒れたり割れたりする方
  • フィラー後に唇の形が不自然になった方
  • フィラーを自然に溶かして、もとの唇に戻したい方
  • 非切開・早い回復を希望される方

正直にお伝えする期待効果と限界

溶けるフィラーは比較的安全に除去できますが、いくつかの点をあらかじめご理解いただくことをおすすめします。

  • フィラーが組織に深く染み込んでいたり、古いものであったりする場合、一度で完全には除去されず、複数回の施術が必要になることがあります。
  • ヒアルロニダーゼはHAフィラーにのみ作用するため、他の物質が混ざっていると、酵素だけでは限界があります。
  • 除去後、フィラーで満たされていた部分のボリュームが減ることで唇の形が変わることがあり、必要に応じてハリの回復や追加施術を検討できます。
  • 酵素アレルギーなど個人差があるため、事前テストと段階的なアプローチで安全を最優先します。

Dr.Takは状態を正確に診断し、期待効果と限界を十分にご説明したうえで進めます。

よくある質問

溶けるフィラー(ヒアルロン酸)は、そのまま放っておけば自然になくなりませんか?
時間の経過とともに吸収されますが、予想よりも長く残ったり、しこり・移動といった副作用が生じたりすることがあります。過剰に注入された場合や不適切な部位に入った場合には、すぐに除去が必要になることがあります。
溶けるフィラーは、どのような方法で除去しますか?
ヒアルロン酸を分解する酵素(ヒアルロニダーゼ)を注射して溶解させる非切開の方法が基本です。しこりになったりカプセル化したりしている場合は微細な切開で直接除去し、状態に応じて方法を選択します。
回復期間と傷跡はどうですか?
非切開で行える場合が多く、回復が早く(通常1〜3日)、傷跡がほとんど残らず、副作用の可能性も低い傾向にあります。
一度ですべて溶けますか?
フィラーの量・種類・浸透の深さによっては、複数回の施術が必要になることがあります。組織に深く浸透している場合は段階的にアプローチし、酵素アレルギーの可能性があるため事前テストを行ってから進めます。
除去が必要なサインは何ですか?
特別な原因もなく唇が頻繁に割れたり、疲れたときにむくんだり、施術1年後にも違和感が続いたりする場合は、ご相談をおすすめします。唇は副作用があっても痛みがほとんどないため、早期発見が重要です。