唇が薄いと思っていたら、実は巻き込まれていたとしたら
ヒアルロン酸を入れて数日後に鏡を見たら、唇がふっくらするどころか、口元だけが重たく前に出て見えた——そんな経験がおありではないでしょうか。確かに量は入ったのに、赤い唇は相変わらず細い線のままで、笑うと上唇がまったく見えなくなるのも変わらなかったはずです。
私は相談室でこうした方にお会いすると、まず横顔の写真を撮ります。そしてかなり多くの場合、同じ結論にたどり着きます。唇が薄いのではなく、内側に巻き込まれているのです。 ボリュームはすでに十分あるのに、赤い唇が歯の方へ巻き込まれているため、正面から見える量が少ない状態です。
この二つは似て見えますが、解決の方向は正反対です。薄い唇には「足す」方法が合いますが、内巻き唇に足すだけでは、唇は前に押し出されるだけで外へは広がりません。ヒアルロン酸を入れるほどもどかしくなった理由はここにあります。
そこでこの記事は次の順番で進めます。内巻き唇とは医学的に何かを短く整理し、唇を巻き込ませる3つの原因を分けたうえで、鏡の前でひとりでできるセルフチェックをお伝えします。最後に、ヒアルロン酸・リップフリップ・粘膜前進術・リップリフトがタイプごとにどう分かれるかを表にまとめます。
ただ一つ、先にお伝えしておきたいことがあります。3つの原因のうち一つは、唇そのものにいくら手を加えても解決しません。
内巻き唇とは何か — ボリュームではなく「見える量」の問題

結論から申し上げると、内巻き唇(inverted lips)とは、赤い唇(赤唇、vermilion)が外側に十分広がらず歯の方へ巻き込まれ、正面から見える赤唇の高さが実際の組織量より少なく見える状態をいいます。内側に巻いた唇、隠れ唇とも呼ばれ、上唇にはるかに多く見られます。
薄い唇との最大の違いは、組織量ではなく角度の問題だという点です。薄い唇は赤唇そのものの厚みが少ない状態で、内巻き唇は厚みはあるのに、その厚みが外ではなく内側を向いている状態です。口を少し開けて上唇を指で持ち上げてみると、思った以上に赤唇が内側に隠れていることに驚かれる方が多くいらっしゃいます。
美的な基準としてよく引用される数値があります。正面で上唇と下唇の赤唇の高さの比率がおよそ1:1.6のとき調和して見えるという写真計測研究です。内巻き唇の方は、この比率が1:2を大きく超えていることが少なくありません。下唇はそのままで、上唇だけが細く見えるためです。
私は相談の際、この比率を必ず数字でお見せします。数字を見て「私が求めていたのはボリュームではなく、これだったんですね」とおっしゃる方も少なくありません。ただ、この比率が崩れた理由は人によって違います。
唇を内側に巻き込ませる3つのこと — 手を加えるべき場所がそれぞれ違います

要点を先に整理すると、内巻き唇の原因は唇そのものの構造、口まわりの筋肉の緊張、そして唇を支える歯と骨の3つに分かれます。見た目が同じでも、原因が違えば手を加えるべき組織はまったく異なります。
① 構造型 — 赤唇の境界の角度や人中の長さそのものが原因の場合
生まれつき赤唇と口の中の粘膜の境目が内側寄りにあり、赤唇が最初から内側を向いているケースです。さらに人中が長い方は、上唇全体が下へ垂れることで赤唇がより深く巻き込まれます。鼻の下から上唇までの距離が長いほど上唇の重心は下がり、その先端が自然に内側へ巻き込まれるためです。
このタイプの目印は、力を完全に抜いた状態でもそのまま見えることです。笑っても口を閉じても上唇はいつも細く見え、横顔では上唇のラインが前に出ず平らに落ちます。
② 筋肉型 — 口輪筋が唇を内側に引き込む場合
唇のまわりを輪のように囲む口輪筋(orbicularis oris)は、口を閉じたりすぼめたりする筋肉です。この筋肉の外縁が特に強く緊張する方は、笑うと上唇が歯の上に巻き込まれてほとんど見えなくなります。 普段は赤唇がかなり見えるのに、笑った写真だけ唇がないように見える方なら、まずこのタイプを疑います。
このタイプを見分けるために、私は写真より先に短い動画を見ます。話したり笑ったりする間、どの瞬間に唇が巻き込まれるのかが動画でははっきりわかるからです。
③ 歯・骨格支持型 — 唇を支える土台が後ろに下がっている場合
唇は歯と歯ぐきの骨の上に乗っている組織です。前歯が内側に傾いていたり、抜歯矯正の後に前歯が大きく下がっていたり、上あご自体が小さく後退していたりすると、唇を前から支える土台が足りず、唇が落ち込むように内側へ巻き込まれます。
このタイプの手がかりは唇の外にあります。矯正治療の後から唇が薄くなったと感じる、あるいは横顔で唇が鼻先とあご先を結んだ線よりかなり後ろにあるなら、このタイプを考えます。そして冒頭でお伝えした「唇にいくら手を加えても解決しない一つ」が、まさにこのタイプです。土台をそのままにして唇だけを前に出すと、唇だけが浮いて突き出た不自然な印象になります。
私の唇はどのタイプか — 鏡の前で3分のセルフチェック
クリニックに来られる前でも、ご自身で方向性はつかめます。次の順番で試してみてください。
✅ 正面写真2枚と横顔写真1枚を撮ります — 口を閉じて力を完全に抜いた正面、いつものように笑った正面、そして力を抜いた横顔です。
✅ 上唇を指でそっと持ち上げてみます — 隠れていた赤唇がかなり出てくるなら、「薄い唇」ではなく「内巻き唇」の可能性が高いです。
✅ 力を抜いた写真でも上唇が細いなら → ① 構造型の可能性が高いです。鼻の下から上唇までの距離もあわせて確認してください。
✅ 力を抜いた写真は問題ないのに、笑った写真だけ上唇が消えるなら → ② 筋肉型の可能性が高いです。
✅ 横顔で唇が鼻先とあご先を結んだ線よりかなり後ろにある、または矯正治療の後から変わったなら → ③ 歯・骨格支持型を疑います。
✅ 唇のヒアルロン酸の後、かえって口元だけが前に出て見えたなら → 原因は巻き込みなのに、ボリュームで対処した可能性が高いです。
✅ 2つ以上が重なって見えるなら — 実はこれが最も多いケースです。私の経験では、①と②が同時にある方が特に多くいらっしゃいます。
セルフチェックは方向をつかむためのもので、診断ではありません。それでもここまで整理してお越しいただくだけで、相談でずっと早く核心に入れます。
今すぐ始められる1:1オーダーメイド相談
✅✅ 内巻き唇の矯正の前に、ヒアルロン酸・リップフリップ・粘膜前進術・リップリフトの4つの選択肢を原因タイプに合わせて比較してご説明します
✅✅ 手術をするかどうかにかかわらず、率直な意見をお伝えします
📲 ドクタータク整形外科 公式サイト右下のチャットアイコン → リアルタイム相談
ヒアルロン酸・リップフリップ・粘膜前進術・リップリフト — タイプによって合うものが違います

ここからが本題です。この記事で最も時間をかけて見ていただきたい表です。
| 比較項目 | ヒアルロン酸 | リップフリップ(ボトックス) | 粘膜前進術 | リップリフト(人中短縮) |
|---|---|---|---|---|
| 作用の仕組み | 唇の中にボリュームを足す | 口輪筋の縁の緊張をゆるめ、唇を外側へ少し反らせる | 口の中の粘膜を前に引き出し、赤唇の見える量を増やす | 鼻の下の皮膚を短くし、上唇を上・外側へ広げる |
| よく合うタイプ | 巻き込みがなく厚みだけが足りない場合 | ② 筋肉型 | ① 構造型(境界の角度) | ① 構造型(長い人中) |
| 合わないタイプ | 巻き込みが主な原因の場合(前に出るだけ) | ①③ | ③(支持型は矯正が先) | ②③、人中が短い場合 |
| 効果が出る時期 | すぐ(腫れが引いて1〜2週) | 2〜7日 | 腫れが落ち着いて2〜4週 | 腫れが落ち着いて2〜4週 |
| 持続期間 | 6〜12か月 | 3〜4か月 | 永続的 | 永続的 |
| 変化の方向 | 前へ(突出) | 外へ(小幅) | 外へ(mm単位で設計) | 上・外へ |
| 元に戻せるか | ヒアルロニダーゼで溶解可能 | 時間がたてば自然に消失 | 戻すのは難しい | 戻すのは難しい |
| 傷あと | なし | なし | 口の中の粘膜のみ | 鼻の下の境目 |
| 主な限界 | 内巻き唇では重たく見える、移動のリスク | 変化が小さく繰り返しが必要 | 回復2〜3週、元に戻せない | 傷あとのケアが必要、元に戻せない |
📍 Bottom line: この表は「どの方法が優れているか」を読む表ではありません。それぞれの方法で解決できる原因が決まっていることを示す表です。
ヒアルロン酸についてもう少しお話しします。ヒアルロン酸が内巻き唇でうまくいかない理由はシンプルです。ヒアルロン酸は入れた場所をふくらませるだけで、唇の向きを変えることはできません。内側を向いた唇にボリュームを足すと、唇はその向きのまま大きくなり、前へ押し出されます。正面から見える赤唇はほとんど増えず、横から見ると口元だけがふっくら盛り上がります。
そのため、ヒアルロン酸を何度も入れてきた方ほど、私はさらに足すよりまず整理することをおすすめします。ヒアルロニダーゼで残ったヒアルロン酸を溶かし、組織が落ち着くのを待ってはじめて、本来の唇の角度が正確に見えてきます。原因を正確に見てこそ、次の選択を誤りません。
粘膜前進術で矯正すると決めたら — 回復はこう進みます
構造型の内巻き唇で最も直接的な方法は粘膜前進術です。口の中側の粘膜を前に引き出して赤唇が外へ広がるようにする手術で、切開も傷あともすべて口の中にあります。
| 時期 | 状態 | 注意点 |
|---|---|---|
| 手術当日〜3日 | 腫れのピーク、話す・食べるのが不便 | 冷却、刺激物・飲酒・喫煙は禁止 |
| 4日〜2週 | 腫れが約70%引く、約7日目に抜糸 | 唇を強くすぼめる動作は控える |
| 3〜6週 | 腫れが少し残り、唇が硬く感じる時期 | 正常な回復反応 — 指示に従い軽いマッサージ |
| 3か月以降 | 最終的な形が完成、動きも自然に | この時点で結果を判断 |
📍 Bottom line: 内巻き唇の矯正の結果は3か月以降に判断してください。2週目の鏡の中の姿は、まだ腫れがつくった形です。
回復中に私が最もよく聞く言葉は、4週目ごろの「唇がまだ硬い気がします」です。縫合した組織が落ち着いていく間の正常な反応で、ほとんどは3か月以内にやわらかくなります。前もって知っておくだけで、その時期をずっと安心して過ごせます。
内巻き唇の矯正で私が守る原則 — 前進させる距離はmm単位で
巻き込まれた唇を広げる手術で最も多い失敗は、出しすぎることです。唇が見えずにもどかしい思いをしてきた方ほど「はっきり」変えたいと望まれますし、そのお気持ちはよくわかります。しかし前に出しすぎると、唇がめくれたように外へ反って見え、これは元に戻すのがはるかに難しくなります。
そのため私は、粘膜を前に移動させる距離をほとんどの場合3〜4mm以内で設計します。3mmなら自然に広がった印象、5mmに近づくと目に見えてふっくらします。そしてその距離を決める前に、次の3つを測ります。① 正面での上下の赤唇の高さの比率、② 横顔で上唇が前に出る角度、③ 笑ったときに上唇がどれだけ消えるか、です。
この3つの軸のうち③だけが大きくずれているなら、手術よりリップフリップを先におすすめします。②がずれていて人中も長いなら、粘膜前進術よりリップリフトが合う場合があります。同じ「内巻き唇」でも、最初の選択が分かれるのはここです。
🏥 私たちがこの原則を守れる根拠を簡単にお伝えします。
- 韓国の唇・人中専門クリニックとして、15年以上の経験でこの領域だけに集中してきました
- Googleレビュー200件以上、5点満点 — 結果だけでなく、相談の過程への評価も含まれています
- すべての相談で計測値とシミュレーションを先にお見せし、そのうえで手術するかどうかをお話しします
- 原因が歯・骨格にあると判断した場合は、唇の手術より矯正相談を先におすすめします
💬 「To make people smile — 人々が微笑むよう手助けする」 笑うと唇が消えてしまい、写真の前で口元を隠してきた方にとって、この言葉はとても具体的な目標になります。
症例写真は公式ページでご確認いただけます
ドクタータク整形外科は医療広告に関する法令を遵守し、ブログ本文には症例写真を掲載しておりません。実際の術前・術後の変化は公式サイトの症例ギャラリーにまとめています。
🔗 症例ギャラリーを見る — ドクタータク整形外科 公式ページ
結果には個人差があります。
ドクタータク 4S 患者ケアシステム — 施術ではなく人に集中します
施術ではなく、人に集中します。
Solution — タク・スンワン代表院長 1:1 マスタープラン
- 真摯な共感とコミュニケーション:お客様のご希望を余さず手術に反映
- 顔の黄金比精密分析(個人オーダーメイド):上下の赤唇の比率・横顔の唇の角度・笑ったときの赤唇の見え方の3軸計測
- 術後の予想変化シミュレーションを提供
Support — グローバル 1:1 専任コーディネーター
- 国別に専任コーディネーターを配置(言語の壁なし)
- 相談〜手術〜アフターケアの全過程に同行
- 100% 事前予約制(プライベートな診療環境)
Scar Care — 6か月集中瘢痕管理
| 管理項目 | 期間 | 内容 |
|---|---|---|
| コントロールテーピング | 3〜6か月 | 瘢痕が開くのを防止 |
| 瘢痕緩和注射 | 6か月(月1回) | 盛り上がった瘢痕を緩和 |
| レーザー治療 | 6か月 | 手術部位の赤みを緩和 |
Service — 1年間無償A/S保証
- 手術後 1年以内の無償A/S を保証
- 最後まで責任をもってケア
- ※ 睡眠麻酔を行う場合、基本麻酔費用が発生することがあります
もっと知りたい方へ — 公式チャンネルのご案内
🌐 ドクタータク整形外科 公式ホームページで、唇・人中の手術別の詳しいご案内をご覧いただけます
📝 ブログでは粘膜前進術・リップリフト・唇の拡大・口角矯正など、手術別に記事を整理しています
📹 動画で手術の過程と回復の経過をご確認いただけます
手術を決める前にご自身で整理しておきたい5つのこと
✅ 上唇を持ち上げたとき、隠れていた赤唇が見えるか — 薄い唇と内巻き唇を分ける最初の問いです
✅ 笑ったときだけ消えるのか、いつも細く見えるのか — 筋肉型と構造型を分ける手がかりです
✅ 歯の矯正歴があるか、その後に唇が変わったか — あれば歯・骨格支持型から確認が必要です
✅ 唇のヒアルロン酸の施術歴があるか — あれば最後の施術時期と施術前の写真をお持ちください
✅ 望んでいるのは「ふっくらした唇」か、「もっと見える唇」か — この二つは別の手術につながります
正解を用意してくる必要はありません。わからない項目はわからないままお越しいただければ、一緒に確認します。
よくある質問 (FAQ) — 5つ
ドクタータク整形外科によく寄せられるご質問をまとめました。
Q1. 内巻き唇は手術せずに自然に治せますか?
原因によって異なります。笑ったときだけ唇が消える筋肉型であれば、リップフリップで口輪筋の縁を少量ゆるめ、唇を外側へ少し反らせる方法が、手術なしで試せる最初の選択肢です。一方、構造型や歯・骨格支持型は、運動やマッサージで組織の向きは変わりません。リップラインを本来の唇の線より外側に描くメイクは錯覚としては役立ちますが、私はそれを矯正とは呼びません。
Q2. リップフリップは効果が切れたら元に戻りますか?気に入らなければすぐに戻せますか?
平均3〜4か月たつと筋肉の緊張が戻り、唇は自然に元の形に戻ります。ただし、ボトックスにはヒアルロン酸のようにすぐ溶かす薬がないため、気に入らなくても効果が抜けるまで待つ必要があります。量が多すぎると、数週間はストローで飲む、口笛を吹く、一部の発音などがぎこちなくなることがあります。そのため私は最初は少量から始め、2週間後の状態を見て、必要なときだけ追加します。
Q3. 内巻き唇にヒアルロン酸を入れたら、唇は見えず口元だけが出てしまいました。なぜですか?
ヒアルロン酸は入れた場所をふくらませるだけで、唇の向きを変えられないからです。内側を向いた唇にボリュームを足すと、唇はその向きのまま前に大きくなり、見える赤唇はほとんど増えません。このような場合、私はまずヒアルロニダーゼで整理し、組織が落ち着く2〜4週後に本来の唇の角度をあらためて確認します。繰り返し入れたヒアルロン酸が上唇の上の方へ移動し、口元が厚ぼったくなっているケースも少なくないため、整理せずにすぐ手術はしないのが原則です。
Q4. 粘膜前進術で矯正すれば永続的ですか?費用はどのくらいを見ておけばよいですか?
粘膜前進術は組織の位置そのものを変える手術なので、結果は永続的に維持されます。 費用は正確な金額を断定してお伝えするのが難しいです。上唇だけか上下両方か、残ったヒアルロン酸の整理が先に必要か、再手術か、睡眠麻酔を行うかによって範囲が変わるためです。ただ、ヒアルロン酸やリップフリップを繰り返す費用と比べると、3〜4年を基準にすると総額の順番が逆転することが多くあります。 反対に、歯・骨格支持型の方、禁煙が難しい方、口の中の炎症を繰り返す方には、今の時点での手術はおすすめしません。
Q5. 手術後に唇がめくれて見えたり、出すぎて見えたりしたらどうしよう?
その心配はもっともです。内巻き唇の矯正が不自然になる経路は、ほとんどが一つ——出しすぎることです。そのため私たちは前進距離をほとんどの場合3〜4mm以内と控えめに設計し、シミュレーションでその範囲を一緒に確認してから手術します。率直に申し上げると、この手術はすべての方に合うものではありません。笑ったときだけ唇が消える方であれば、私は手術よりリップフリップを先におすすめし、その結果を見てから次を決めても遅くないとお伝えしています。
ドクタータク整形外科 | 韓国の唇・人中専門クリニック
「To make people smile — 人々が微笑むよう手助けする」




